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人事労務の右腕

なぜ社員は急に辞めるのか

目次

  1. はじめに

  2. ホンネの退職理由を伝えない社員が7割

  3. 本当の退職理由

  4. 退職は防げるのか

  5. 問題は「相談する機会がないこと」

  6. まとめ

 

1,はじめに

社員の離職でお困りの企業は多いのではないでしょうか。
特に若い人の場合、入社3年以内の離職率が約30%と言われています。

 

中でも困るのは急な退職でしょう。
退職理由としては、以下のようなことを言われることが多いのではないでしょうか?

  • 体調を崩した
  • 家庭の事情
  • 社風が合わなかった

しかしその理由は本当でしょうか?

 

 

2,ホンネの退職理由を伝えない社員が7割

ある調査によるとホンネの退職理由を企業に伝えていない」社員が7割といいます。

確かに退職者としては、言いづらい本音をあえては言わないでしょう。

 

ちなみに、なぜ本音が言えないかについては、

 

話しても理解してもらえないと思ったから」

円満退社したかったから」

建設的な話し合いにならないから」

 

といった理由が多いようです。

 

 

3,本当の退職理由

では実際のところ、本当の退職理由としてはどんなことが理由なのでしょうか。

一般的には以下のようなものが考えられます。

 

  • 仕事にやりがいや満足感を感じられない
  • ワークライフバランスが崩れている
  • 上司や同僚との人間関係にストレスを感じる
  • 給与や待遇に不満がある
  • 他社からのオファーが魅力的である

 

 

4,退職は防げるのか

一度辞めると決めてしまった相手の考えを変えるのは難しいと思います。

 

しかし、もし事前に誰かに相談できていたらどうでしょう?

その中に「急な退職」を防ぐためのヒントがあるかもしれません。

 

「仕事にやりがいや満足感を感じられない」ことを相談されたら
  • 仕事の負担や期待について話し合い、今後のキャリアプランを考え直す
  • 現在の業務以外に打ち込みたいことがあるなら、そのモチベーションを活かす道を検討する
「ワークライフバランスが崩れている」ことを相談されたら
  • 残業時間の管理をし、不適切な状況があれば改善する
  • 過度なストレスがあるなら、産業医への相談などの対策を考える
「上司や同僚との人間関係にストレスを感じる」ことを相談されたら
  • そもそも人間関係に問題があることを認識していない可能性もあるため、人事異動などを検討できる
「給与や待遇に不満がある」「他社からのオファーが魅力的である」ことを相談されたら
  • 他社からのオファーなど市場価値と比較し、見直しの余地があるか検討する

 

 

5,問題は「相談する機会がないこと」

もし退職を決めた社員が事前に相談してくれていたら、こうした解決策をとれる可能性は十分にあるのではないでしょうか?

 

また、そもそも誰かが聞いてくれるだけで気持ちが楽になるものです。

相談できたことにより、考えが変わってくれるかもしれません。

 

ただそうした対策を打つためには、相談する機会が必要です。

なんでも話し合える相手がいる人がいる場合はいいですが、全員がそういう相手がいるわけではありません。

つまりここでの問題は「相談する機会がないこと」といえます。 

 

 

6,まとめ

以上「なぜ社員は急に辞めるのか」について考えてみました。

  

「社員が急に辞めてしまう」とお悩みの方は、まず社内のコミュニケーションの機会を検討してみてはいかがでしょうか。

もし「そういえばコミュニケーションの機会が少ないかも」と思われた場合は、そこから改善のきっかけに繋がるかもしれません。

 

弊社の「人材定着サービス」でも、人材定着にはコミュニケーションが最も重要と考え、1on1面談の導入を軸としています。

ご興味のある方は一度ご相談ください。

 

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この記事を書いた人

濱田純

濱田純

「人事労務の右腕」のサービス開発者。組織・人事領域の知見を活かして、人事労務関連の役に立つ情報を分かりやすくお伝えします。

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